おふろとシャワーの有効的な使い方(その1)

今日はお風呂の話し

皆さんはお風呂派ですか?シャワー派ですか?
マンガや映画の「テルマエロマエ」も流行りましたが
日本人と古代ローマ人はお風呂が好きですね。

2010
イタリア・ポンペイ遺跡のお風呂

















今日はお風呂とシャワーの有効的な使い分けについてお話しましょう。

むかし むかし…
少々不便なくらいがちょうど良かった古き良き日本。
産業の中心はまだ農業・林業・水産業の第一次産業で
お母さんの家事も 洗濯機などの便利な家電は無く
「働く」といえば「体を使うこと」が当たり前だった時代。
もちろん子供はテレビゲームなど無く ひたすら外で遊びました。
当時はお父さんもお母さんも子供も 人はとにかく身体を使っていたのです。

その結果 人の体には毎日毎日
筋肉運動の結果生まれる乳酸(疲労物質)が全身にいっぱい!!

その疲労物質をどうしていたか?
マッサージなど してもらえるわけも無く…。
熱いお風呂に入ることによって血行を良くし
全身に酸素を供給し「乳酸の分解」をしていたのです。
(※血液が酸素を運んでいます)

「えぇ湯じゃったのぉ~」と頭から湯気を上げ
「茹でダコ」のように全身を真っ赤っかにした
風呂上りのおじいちゃんの姿を思い出す方もいるのではないでしょうか。

しかし現代では人々の暮らしは大きく様変わりしました。
(仕事にもよりますが)お父さんもお母さんも
便利な暮らしの中ではそれ程全身を使うことは無くなり
その分 身体(筋肉)より頭(脳)を使う時代になりました。
筋肉の使い方も「動かす疲労」よりも
(パソコンなどで)ジッとする「緊張型の疲労」の方が多いのではないでしょうか?

 
そんなストレス社会では お風呂の役割も変わり
「熱い風呂に浸かり全身の乳酸を分解する」というよりは
ぬるいお湯にゆったり浸かって得られるリラックス効果」のほうが
好まれるようになって来ました。

今日一日の自分の活動を振り返り
お風呂の入り方も使い分けてみてはどうでしょう?

シャワーについては また今度…
伊豆長岡♪