こわい理由は? こんな心配?

こんにちは 今日もYがお伝え致します

今日はハリのお話を~

当院の治療は
鍼や経絡治療 矯正 テーピングなどの柔整的治療と様々です

その方の症状、
また仕事や生活の状況
(「仕事が休めない」「スポーツの試合やダンスの発表会がある」「忙しくて通えない」など)
それぞれの患者さんの状態を総合的に見て
絶対に鍼治療の方が最適であると判断した場合 ハリをお勧めします

けれど残念ながら「ハリ」を怖がる方は非常~に多いです(^^;)

「これは絶対 鍼の方が良いよ~」
「いやいや~! 怖い怖い怖い~!!」
(実は男性の方が怖がる方が多いんですよね~)

院長は実際のハリを見せながら根気強く説明します

「えっ? これがハリ?」
ハリと聞くと皆さん裁縫の縫い針注射針を想像されますが
鍼治療のハリはそれらとは全く違います
髪の毛ほどの細さで 注射針の穴の中に何本も入るほど細いものです



そんな細いハリよりも何倍も太い注射器を使って 年に一度 健康診断の採血をされているのに?
カラダの調子が悪いと気軽に点滴をしてもらいに行く方もいらっしゃるのに?

それなのに髪の毛ほどの細さのハリを多くの方が怖がられます


ある方は
「何かの拍子にハリが折れて体内にハリが残ってしまうのではないか?」
と心配しておられましたが その心配はありません

鍼灸科に入った生徒たちは必ず まず最初にその心配と疑問にぶち当たり
ワザと折ってやろう!と躍起になってハリを折ることに挑戦するのだそうです(笑)

ですが院長は未だハリが折れるのを見たことがないのだと言います
ハリガネの様なものとは全く違いますので
折ろうと思って どんなに何回も何回も曲げたところで折れないのだそうですよ

これは日本の誇る技術の一つ!
手術用のメスやハサミなど 日本の繊細な医療器具の素晴らしさは世界に認められていますが ハリもまたその中の一つなのではないでしょうか


また
「まかり間違ってどこか大切な…ツボ?神経?内臓?に刺さり 大変なことになることもあるんでしょう?」
と都市伝説?のようなことを心配される方もいらっしゃいました

これは もしかして あの有名な都市伝説(ハリのお話ではありませんでしたが)の影響なのでしょうか?

「耳にピアスの穴を開けたら…穴から白い糸のような物が…何だろう?と引っ張ったら…失明した」
これは「耳には沢山のツボがあるので怖いんだぞ~!」というお話なんだそうですが 全くの作り話です
よく解らない『ツボ』なるものを恐ろしく感じて生まれたお話なのでしょうか?


また「ハリはクセになるでしょ?」とおっしゃる方も…
これは あの出来事から来た発想でしょうか?

ある野球選手が引退会見で
「ある場所にハリを打てば『1試合だけは投げられる が、その後の選手生命は縮めてしまう』という最後の『禁断のツボ』なるものにハリをうってまで登板した」と語り(+。+)

「そんな危険なツボなど無い!」と鍼灸医団体から猛抗議を受け(~з~)

後に本人が「思わず口をついた作り話でした」と認め…(ーー;)

ところが大手マスコミは 鍼灸医団体からの正式な抗議も その後の元選手の謝罪なども ほとんど報道することなく終った

という不思議な出来事でしたね~
ご記憶の方もおられるのでは?
もう随分 昔のことです
けれど その影響は今も残っているのですね~


鍼治療はナゼ?どのような経緯で?様々な誤解や先入観を持たれるに至ったのでしょうか?

 30年近くも鍼治療に従事し
ハリを怖がる患者さんの為に

出来る限り早く!
出来る限り少ない本数で!
効果を出す!

そんな鍼治療を確立する為に 研究も試行錯誤も繰り返し
努力を続ける院長を横で見てきた私にとって これは本当に悲しい現実です

いずれにしろ
ハリは恐ろしいものなどではありません

そして 正直がとりえの院長は
「何でも治る」とは申しません

鍼治療によって改善できる多くの病気があります

また治療の中で的確に使うことで治
療効果を大きく上げることができる症状もあります

頚腕症候群(首こり 肩こり 五十肩だと思っている方が多いです)
ハウスダストによる鼻炎の症状など 特に高い効果を上げることが出来るものがあるのです

ぜひ不要な先入観を持たずに鍼治療を受けて頂きたいと思っています


ちなみに院長を信頼して下さり 勇気を出して(笑)鍼治療を受けられる方々の様子はこんな感じです
「まだ?! 今から打つ? 打つ時は 言ってよ!」
ハリを打たれるのを待って 緊張して固まっていらっしゃいます
「もう とっくに打ってるよ~」
「えっ? もうハリ入ってるん?」
「はい 終わり~ 痛かった?」
「??? 解らんかった」

こんな感じです (^p^)